
テレクラといえば、今はスマートフォンで使う方が多くて、昔に比べてとても便利になりました。
出会い系サイトや恋愛アプリみたいな感じで気軽にテレクラを使えるようになったのは、とても便利で良いと思います。
しかし、僕が若かった頃は、テレクラといえばなんといっても店舗型。
一番利用したのは、やはり、リンリンハウスでしょうね。僕だけじゃなくて、あの時期の男子たちは暇さえあればリンリンハウスに集まって楽しんだものです。
知らない人ばかりなのですが、リンリンハウスの店舗に通いつめていると、段々と顔見知りも増えてきて、話したことないのに何か親近感やライバル意識が芽生えたりする相手もいたりして、そこにはなにか、異様な熱気が溢れていた記憶があります。
かつてのリンリンハウスは女の子と遊ぶためには欠かせない場所だったのです。
電話片手に相手を必死に口説いている人もいれば、電話が鳴るのを待っている人、達人のような手捌きでアポを撮っていく人……それはまさに群雄割拠のテレクラ戦国時代を象徴するような光景でした。
あの時は自分のテクニックやコツがモノを言う時代で、練習すれば良い相手とアポが取れる確率もあがったので、みんな、出会いのためにテレクラテクニックを必死になって磨きました。
その訓練と実践の光景を思い返すと、リンリンハウスはちょっとした道場のような感じだったかもしれません。
それはそれですごく楽しかったんですよね。みんな必死になって電話しているのを見ると、本当にバカなんですけど、それがとても良いんです。
古き良き時代を映し出す鏡のように、今でも目を閉じれば瞼の裏に当時のリンリンハウスの光景が広がってきます。店舗型テレクラ破れて無店舗型テレクラあり
僕も色々な子に出会ったものです。
当時、リンリンハウスは若い女の子も普通に使っていて(現在の無店舗テレクラの状況も、当時のそれと段々似てきているのですが)、本当に色々な子が集まっていたなと思います。
夜の仕事をしているキャバクラ嬢や風俗嬢もいたし、お小遣い欲しさに使っている女子大生とかもいたし、OLや看護師、ショップ店員だっていました。中にはエッチだけを目的にしている子とかもいて、街中にいるいろんな女の子たちと出会うチャンスがあり、普通に遊べた時代なんです。
みんながみんな浮足立っているということもあって、アポがかなり取りやすかったのも「時代かなぁ」と思いますね。
最近テレクラを利用する女の子は、とりあえず金銭や援助を目的にしている子も多くて、昔のようにタダマンできたりすることはだいぶ減りました。それでもタダマンさせてくれる子は、稀にいるんですけどね。
「いまのテレクラ」を批判したい、というのではありません。むしろ、いまのテレクラは、時代にあわせて当時以上の良いサービスを提供しているとも思います。
無店舗型テレクラはかなり便利ですし、とりわけ「使い勝手の良さ」に関しては、店舗型の時代より遥かにアップしているのではないかとおもます。
店舗型テレクラやリンリンハウスを知らない世代からしたら、スマホに対応したいまのテレクラこそが、本当のテレクラだとなるのは当然でしょう。
しかし、店舗型テレクラの良さも多少は知っても良いんじゃないかな、とは思います。
リンリンハウスの店舗がとても減ってしまっているようなので、ノスタルジーから、ついつい、昔の思い出を語りたくなりました。
あの当時リンリンハウスを使っていた人たちは、もう40代~60代になっているのか、と想像すると、なんだか感慨深いですね。