第一次テレクラブームの代表的なテレクラといえば、やはり「リンリンハウス」ということになるでしょう。

当時のリンリンハウスの勢いはすさまじいものがあり、石を投げればリンリンハウスの看板に当たる、という言い回しが通用する程度に、繁華街の景観とリンリンハウスというものは、密接な、抜き差しならない関係を保っていました。

では、リンリンハウスは数だけが多かったのか、というと、やはり、「出会い」の最前線としても機能していたというのが事実で、インターネットが登場する前の出会いのシーンはリンリンハウスによって牽引されていたといっても過言ではありません。

実際、自分も、テレクラブームの波に乗って、リンリンハウスを通して様々な女性との出会いを経験してきました。

素人の女性は言わずもがなですが、サクラと呼ばれるような、運営側に雇われている女性に対する対策も練り上げ、サクラの女の子の仕事の悩みに乗ったりして打ち解けてからデートをしたり即ハメしたりなんてことも余裕でできた時代でしたね。

現在のリンリンハウスの役割

現在のリンリンハウスは、やはり、当時と比べてパワーダウンしてしまったことはどうしても否めません。

店舗数は激減しましたし、利用している女性も、現在活況をむかえて第二次テレクラブームの嚆矢となっている無店舗テレクラに移行したというのが実情でしょう。

かといって、その「火」が完全に消えたわけではなく、リンリンハウスを通した女性との出会いもまだまだ見込める側面があり、時折、「出会いの穴場」としての存在感を強めることがあるのもリンリンハウスの面白いところ。

出会える、出会えないはさておき、「個室」の雰囲気が好きで、リンリンハウスを利用しながら無店舗テレクラのサイトを併用する、というユーザーも少なからず存在しています。

自分に身を寄せて考えると、個室テレクラに身を潜めながら出会いの交渉をしかけると気合が入る、というちょっとしたプラシーボ効果のようなことがあり、即アポの成功率が高くなる傾向があります。

リンリンハウスはまだまだ場所として有効な位置を示しているといえますから、それぞれの使い方で魅力を再発見するタイミングがきているといえるかもしれません。